世界の高齢化事情第4弾!ITで急成長中の国インドのご紹介!
皆さまこんにちは!
「世界の高齢化事情のまとめブログ」運営者のりんごです。
今回は、第4弾ということで
「インドの高齢化事情」について
ご紹介できればと思います。
■インドの高齢化事情
インドでは、高齢化は都市部より農村部の方が
進んでいます。
2025年には、高齢化率が12%に達する見込みがあるのですが
その約8割は農村に住み、3割ほどが政府の定めている貧困線を
下回っているのです。
貧困層の場合は、「高齢者を社会で支えあうコミュニティ」ができているのと
古くからの習慣として、親を大切にする文化もあります。
ただ、日本のように、医療保険が完備されている環境ではないので
貧しい環境の中、親の介護や医療にお金をかけられない家庭が 多いのが実情。
インド農村部の医療ケアの実態に関するJ-PALによるドキュメンタリー。MITがedxで無料で開講しているオンライン講義(開発経済)で出てきた。長いけど一気に見れる。衝撃的だけどこれが貧困に苦しむ農村の現実。http://t.co/GyJdKOZezV
— Yumiko (@puravida627) 2013年3月7日
ですので、在宅介護をする家庭が
ほとんどのようです。
■課題は?
高齢者のほとんどが、日常生活において
なんらかの手助けを必要としているものの
必要とするサービスが十分に行き届いているわけでは
ないということ。
特に、低所得層かつ女性に顕著となっています。
女性に関しては、インドの制度や慣習が影響していて
他者(特に家族)に依存しなければ
生きていけない環境になっているのです。
■一応サービスはあるものの…
一応、インドでは高齢者への生活保障システムは
存在してはいる様子。
ですが、そのシステムがカバーしているのは
おそらく人口の1割から2割程度なのです。
また、そのシステムを補うように
NGOやNPO団体も活動しているのですが
全国民をカバーするほどには、至ってはいないのです。
結局、残された大部分は
家族もしくはコミュニティが責任を負うことになります。
(自己責任と言われることもあります。)
■政府もいろいろ施策を打ち出してはいるようです
2008年に改訂された「高齢者総合プログラム」を皮切りに
介護施設、デイケアセンターといった設備の
設置、維持を実施した他
活動するNGO団体に、財政支援の給付を
打ち出したりなどもしています。
政府が打ち出した、さまざまな施策。
そのどれもが、全国民をカバーしきれていないのが
現状なのです。
→前出のレポートから「インドの州及び連邦直轄地域において、(性同一性障害に係る)ホルモン療法の実施例があり、かつ、同療法に対して公的医療保障制度による給付例があるのは、経済的先進地域であるタミルナードゥ州、デリー首都圏である。」*カッコ内は私の注記。日本より進んでいる。
— 上川あや 世田谷区議会議員 (@KamikawaAya) 2013年2月28日
まだ、全体的には時間的ゆとりがあるとはいえ
刻一刻と状況は変わりつつあります。
早急に手を打ってほしいですね。
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