世界の高齢化事情第7弾!ギリシャのご紹介!
皆さまこんにちは!
「世界の高齢化事情のまとめブログ」運営者のりんごです。
今回は、第7弾ということで
「ギリシャの高齢化事情」について
ご紹介できればと思います。
■ギリシャの「死のスパイラル」とは!?
ギリシャは、福祉国家ならではの「死のスパイラル」に陥りました。 高齢化により、医療費や年金といった支出が増えていく一方で
歳出の削減や増税という対策をしてしまう。
そんな対策をすることで、どんどん首を絞めてしまったのです。
■財政赤字を生み出す元凶は!?
失業保険や医療費といった、高齢者に関連する社会保障制度が
財政赤字を生み出してしまっているのです。
政府がいろんな対策をしていたのですが
結局事態は悪化してしまいました。
かといって、社会保障費の削減に踏み出せば
より一層経済が弱体していき、さらなる社会保障費の捻出が
困難になってしまうのです。
■ギリシャの経済崩壊
ギリシャの経済が崩壊したのは
単純に、政府による無計画な歳出が原因ではないのです。
やはり、無計画な医療保険制度などを基礎とした
国民が高齢化してしまったことが、原因。
■他人ごとではない、ギリシャの現状
ギリシャの総政府債務の推定値は 172.7%もあったのです!
ざっくり言うと、借金がこんなに膨れ上がっていたのですね。
ただ、驚くなかれ! なんと、日本は246.1%もあるのです!!
ギリシャと同じ「借金大国」ということと
社会保障費が増加の一途をたどっています。
多くの問題に対して、良策が未だうてていない 日本。
ギリシャの二の舞にならないようにするには
いったいどうしたら良いのでしょうか。。。
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世界の高齢化事情第6弾!介護大国オランダのご紹介!
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今回は、第6弾ということで
「オランダの高齢化事情」について
ご紹介できればと思います。
■オランダの高齢化事情って何?
オランダは、「高齢者の生活の質を向上する」という点から
高齢者向けの住宅の整備を進めている
先進国なのです!
どの国でも高齢化が問題になると
高齢者向けの住宅に対するニーズが高まってきますが
オランダでは、その物的側面だけではなく
内面の需要も満たそうとしているのです!
そんなオランダでも、昔は「施設大国」だったの
ご存知でしたでしょうか。
高齢者施設を多数設置することで
どんどん増えていく高齢者の暮らしを
支えてきたのです。
しかし現在では、根底に「高齢者の尊厳」を設けて
「施設から在宅へ」と転換されて
高齢者向け住宅の利用が、普及されてきているのです。
これは、日本でも置き換えることが可能ではないでしょうか。
日本でも、「施設暮らし」から「在宅介護」へと
徐々にシフトしてきています。
■オランダの研究者ホーベン
1980年代後半の高齢者向け住宅の特色として
①入居者の暮らしを支える機能が 個別に提供されること
②施設に比べて住居面積が格段に広く
「住まいの質」が高いこと
③家族や地域ボランティアなどによる
インフォーマル・ケアのネットワークが、重視されること
などを挙げています。
素敵ですよね!
上記いずれも実現したい項目ではありますが
やはりその中でも、③は格別のように感じます。
高齢者はやはり、「生まれ育った家で最期を迎えたい」と
思う方が大半を占めています。
それを実現するためには ③は必須ではないでしょうか。
■なんと孤立も予防できているオランダ!
私の懸念はどこ吹く風。
実は、もともと社交性の高い国民性であったり
高齢者向け住宅への入居者同士や地域住民との交流など
仕組みがかなり充実しているようなのです。
実際、カフェやバー、美容院といった施設に
車椅子の高齢者が楽しそうに談笑したり
もともとの国民性もあいまって
かなり充実した高齢者ライフを送っていることが
手に取るように伝わってきます。
■オランダ発!認知症の村ホフヴェイ
オランダの首都アムステルダム郊外にあるホフヴェイは
なんと、約152人が住む「認知症の村」なのです!
住人は皆さん認知症の高齢者の方で それ以外は全員、私服姿の住人のような
「介護関連の職員」です。
文化や宗教など7つのテーマにわけられていて
郵便局や美容院、カフェなどもある
1つの街になっているんです。
施設という小さな組織の中で最期を迎えるのではなく
いろんな形で「高齢者の尊厳」を大切にしようという 姿勢が、見えてきますね。
日本でも、日本に合う形で
少しずつ実現させていきたいものです。
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世界の高齢化事情第5弾!あまり知られていないドイツについて
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今回は、第5弾ということで
「ドイツの高齢化事情」について
ご紹介できればと思います。
■ドイツの高齢化事情
あまり知られていなさそうな
ドイツの高齢化事情。
実は、2030年には高齢化率が
日本と同じくらいになるって
ご存知でしたでしょうか。
日本と同じように、平均寿命が伸びていて
かつ、女性の社会進出により
出生率も下がっている状態なのです。
このままでは、国家の存亡が危ぶまれます。
そこで、ドイツ政府はいろいろ手を打ち始めました。
■第1弾!親手当の導入
まず始めに、新しい制度「親手当」を
導入しました。
従来の「養育手当」に代わる、新たな子育て支援制度になります。
ドイツ労働環境勉強なう。短時間正社員や親手当があるらしく魅力的。
— m_mako (@m_mako) 2012年6月16日
いったいどんな制度なのかと言うと
生後間もない子供の世話のため
休職が必要な親のために
その休職期間の収入減を補うものになります。
大きく気になるポイントは
「高所得者にも、受給資格がある」というところ。
しかも、高所得者ほど受給金額が高くなるそう。
一見すると、矛盾しているようなこの制度。
ですが、ある意図があってこのようにしているようです。
それは、「より高学歴の女性に出産を促すため」だそうです。
ドイツでは、高学歴な女性ほど出産しない傾向があり
将来、高い専門技術をもつ人材が不足するのでは?という
懸念があります。
それらを払拭するため、このような制度が生まれました。
■第2弾!手厚い子育て支援
なんと、産休中は100%所得保障をしてくれるのです。
日本は60%なのに対して
相当手厚い保障ですよね。
また、育児休業給付金も児童手当も、日本より高額。
まさに至れり尽くせりに感じてしまいますね。
■それでもはびこる問題とは?
実は、ドイツ人女性はお金よりも
託児所などのサービスの充実を、必要としているのです。
実際に子育てと仕事を両立している女性の声でも
子供を預かってくれる、手ごろな託児所サービスを探すのが
大変という。
ドイツではライプチヒという町の3人の母親たちが、「託児所に空きが見つからず、子どもを預けることができなかったために、仕事をする機会を奪われ、経済損害を受けた」として、地方自治体を相手取って損害賠償を求める裁判を起こしていた。
— 熊谷 徹 (@ToruKumagai) 2016年10月24日
なので、実際は仕事の間子供をみてくれる両親がいることが
キーポイントになってくるのだそう。
いろいろ課題は多いようですが
「親手当」を普及させると
女性はなかなか職場復帰しないのでは?
と思うのは、私だけでしょうか…。
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世界の高齢化事情第4弾!ITで急成長中の国インドのご紹介!
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今回は、第4弾ということで
「インドの高齢化事情」について
ご紹介できればと思います。
■インドの高齢化事情
インドでは、高齢化は都市部より農村部の方が
進んでいます。
2025年には、高齢化率が12%に達する見込みがあるのですが
その約8割は農村に住み、3割ほどが政府の定めている貧困線を
下回っているのです。
貧困層の場合は、「高齢者を社会で支えあうコミュニティ」ができているのと
古くからの習慣として、親を大切にする文化もあります。
ただ、日本のように、医療保険が完備されている環境ではないので
貧しい環境の中、親の介護や医療にお金をかけられない家庭が 多いのが実情。
インド農村部の医療ケアの実態に関するJ-PALによるドキュメンタリー。MITがedxで無料で開講しているオンライン講義(開発経済)で出てきた。長いけど一気に見れる。衝撃的だけどこれが貧困に苦しむ農村の現実。http://t.co/GyJdKOZezV
— Yumiko (@puravida627) 2013年3月7日
ですので、在宅介護をする家庭が
ほとんどのようです。
■課題は?
高齢者のほとんどが、日常生活において
なんらかの手助けを必要としているものの
必要とするサービスが十分に行き届いているわけでは
ないということ。
特に、低所得層かつ女性に顕著となっています。
女性に関しては、インドの制度や慣習が影響していて
他者(特に家族)に依存しなければ
生きていけない環境になっているのです。
■一応サービスはあるものの…
一応、インドでは高齢者への生活保障システムは
存在してはいる様子。
ですが、そのシステムがカバーしているのは
おそらく人口の1割から2割程度なのです。
また、そのシステムを補うように
NGOやNPO団体も活動しているのですが
全国民をカバーするほどには、至ってはいないのです。
結局、残された大部分は
家族もしくはコミュニティが責任を負うことになります。
(自己責任と言われることもあります。)
■政府もいろいろ施策を打ち出してはいるようです
2008年に改訂された「高齢者総合プログラム」を皮切りに
介護施設、デイケアセンターといった設備の
設置、維持を実施した他
活動するNGO団体に、財政支援の給付を
打ち出したりなどもしています。
政府が打ち出した、さまざまな施策。
そのどれもが、全国民をカバーしきれていないのが
現状なのです。
→前出のレポートから「インドの州及び連邦直轄地域において、(性同一性障害に係る)ホルモン療法の実施例があり、かつ、同療法に対して公的医療保障制度による給付例があるのは、経済的先進地域であるタミルナードゥ州、デリー首都圏である。」*カッコ内は私の注記。日本より進んでいる。
— 上川あや 世田谷区議会議員 (@KamikawaAya) 2013年2月28日
まだ、全体的には時間的ゆとりがあるとはいえ
刻一刻と状況は変わりつつあります。
早急に手を打ってほしいですね。
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世界の高齢化事情第3弾!陽気な国イタリアのご紹介!
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今回は、第3弾ということで
「イタリアの高齢化事情」について
ご紹介できればと思います。
意外や意外!?イタリアの高齢化現状
皆さん、「イタリア」と聞いたら
何を思い浮かべますか?
職人の技が光る、伝統工芸品?
シンプルなピッツァ・マルゲリータ?
それとも、おしゃれにローマの休日??
ちょっと華やかなイメージがありますよね。
歌と音楽の街といった感じでしょうか。
ところが、イタリアはなんと
世界第3位の高齢国となっているのです!
(1位は日本、2位はドイツ)
14歳以下の人口割合は12.6%。日本と同様に少子高齢化が問題化しているイタリア(13.7%)やドイツ(12.9%)を下回り、世界最低の水準まで低下している、と→75歳以上人口、子ども上回る 15年国勢調査確定値 :日本経済新聞 https://t.co/YnCjRxkMjE
— Shoko Egawa (@amneris84) 2016年10月27日
65歳以上の高齢者の割合は
2059年には 30.9%になり
高齢化のスピードは、格段に進むことになるのです。
あわせて、男性の平均寿命も、75.1歳から80.2歳に
女性の平均寿命も、81.6歳から84.9歳に
上昇していきます。
どこの国も、女性の方が長生きなのですね。
課題その1
数ある課題のうち、大きく1つ目は
「若年層が被る被害の影響」です。
不況時には、なんと、若年層の失業率が
42パーセントにものぼるそう!
なので、イタリアの30歳未満の成人のほとんどが
親と同居しているという実態なのです。
そうなると、購買意欲も低下しますし
結婚しても子育ての経済的負担に耐え切れないので
出生率も低下していきます。
これが続くと、将来の国の運営にも影響があるので
もしかしたら… なんてことも、起きるかも知れません。
課題その2
イタリアの保険医療費は縮小しており
経済危機以前を、下回るレベルにまでなっています。
また、介護士は増加している海外からの移民が
90%を占めており、そのほとんどが
非正規労働なのです。
この未曾有の高齢化に向けて
介護士の数を増やしていかなければいけないのはもちろん
介護サービスの質も上げていかなければなりません。
医療体制・介護体制の整備が、急務となっています。
その表向きとは裏腹に
なにかと課題が多い国、イタリア。
早く手を打たないと、大変なことになるかも知れません。
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世界の高齢化事情第2弾!福祉国家スウェーデンのご紹介!
皆さまこんにちは!
「世界の高齢化事情のまとめブログ」運営者のりんごです。
今回は、第2弾ということで
「スウェーデンの高齢化事情」について
ご紹介できればと思います。
■福祉といえばスウェーデン!
「介護先進国」「福祉国家」
こう聞いた時に、真っ先に出てくる国って
スウェーデンじゃないでしょうか?
「高い税金を支払うけど
手厚い社会福祉制度を利用できる」 とか
「寝たきり老人がいない」 とか。
いろんな情報を見聞きしますよね。
「スウェーデンは福祉が充実しているからおばあが楽できる」
— 冷泉麻子 (@mako_joker) 2016年11月4日
確かに、日本の社会保障制度が
年金と医療を軸としているのに対して
スウェーデンの社会保障制度は
介護手当てや家族支援、住宅手当と
幅広いサービスを提供しています。
高齢者に関連するサービスだけでなく
子育て支援や再就職支援なども含むことで
より幅広い年齢層が、社会保障制度のメリットを
実感しやすくなっているのです。
■高い税金やその他負担って大丈夫なの?
すっごい手厚い保障制度があることはわかったのですが。。
正直、高い税金ってなるべく支払いたくないというのが
本音ですよね。
この点についてスウェーデン国民は
「自分が困った時に手厚い社会福祉を受けられる」
しっかり恩恵を受けていることを
実感しているからだそう。
■意外と課題も多い!!
例えば、不況による失業率の高止まり。
ちょっと難しい話になりますが
失業率が高まり失業保険などの社会保障にかかる費用がかさんで
歳出が増えてしまうんです。
さらに、スウェーデンも高齢化していきます。
将来的には、スウェーデン国民の4人に1人が年金を受け取るとも。
歳出が増え続けてしまうと
スウェーデン財政が圧迫されてしまいます。
それでも、先ほどのような高福祉を実現しようとすると
国民には、より一層の負担を強いることになるんです。
その他にも、スウェーデンならではの問題が。
スウェーデンでは、基本的に医療費がタダなんです。
なので、誰でも診察に来れるという。
医師の数にも限界があるので、最近では
診察をうけるのに3日も待たされたということも
あるそう。
@May_Roma 病気になってもなかなか病院では診てもらえません、スウェーデン。救急外来の待ち時間は凄まじいです。今年の夏に救急外来で8時間以上待ったという報告、何と357件。最長は何と44時間待ちでした。 http://t.co/pI77sNSpe8
— くま (@kumabcdefg) 2013年12月25日
これ、大変ですよね。
高齢者のたまり場のようになりつつあるそうですが
本当に具合が悪かったり、早く診てほしかったのに
手遅れになることもあるわけなんです。
スウェーデンの制度をそのまま日本に反映させるのは
いろいろと難しいことがわかりました。
また、良い面もあればそうでない面もある。
やはり、国や制度に頼るのではなく
民間単位で、できる限りのことを
進めていきたいですね。
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世界の高齢化事情第1弾!まずは中国についてご説明します!
皆さまこんにちは!
「世界の高齢化事情のまとめブログ」運営者のりんごです。
今回は、第1弾ということで
「中国の高齢化事情」について
ご紹介できればと思います。
中国の高齢化社会って?
「中国」って名前を聞くと
すっごい人口が多いイメージ
ありませんか?
その中でも、高齢者人口はめきめきと増えていて
毎年約860万ずつ増加しているのだそう…!!
中国統計単位の予測では
なんと、2050年までに高齢者が
4億5,000万に達するそうです!
日本の人口が、1億ちょっとという数値に対して
驚異的な数値ですよね。
驚異的な高齢化の原因は?
なんと、皆さんも一度は耳にしたことがあるであろう
「1人っ子政策」が影響しているんです!
79年代に入ってから増えすぎた人口を抑制するため
「1人っ子政策」が施行されたのですが
これを受けて、どんどん出生率が
下がっていったのです。
1.7%から1.5%、1.0%そして0.6%と
みるみる下がっていきました。
中国なんか1人っ子政策までやって、あれどうするつもりかちゃんと考えてあるんだろうね?(´・ω・`)
— てるやまもみぞう🔫 (@rafcocc) 2016年10月2日
人口学では、65歳以上の人口の割合が7%以上になると
高齢化社会と呼ぶのだそうですが
中国はこの調子で、なんと2000年に
早くも高齢化社会へと、突入することになりました。
凄まじいスピードですね。。。
急激な高齢化による問題も
国民とりわけ農村住民に提供される社会保障サービスが
十分ではないそう。
都市戸籍の住民を対象に
医療・年金などの社会保障制度が作られてはいるものの
農村部に住む人は、不十分な社会保障しかないのが
現状なのです。
中国農村部の幹部候補が見た日本の「真実の姿」、中国との巨大な差に驚愕-サーチナ https://t.co/jqafvUOw2L
— 多田野一人 (@motherfall) 2016年10月29日
ただ、中国政府もただ見守っているわけではないようで
いろんな施策をしているんです。
たとえば、戸籍制度の改革。
農村部にいる約800万人あまりの18歳人口を都市部に移動し、
定住させるというものなのです。
いろんな施策をしてはいるものの
根本的な解決にはなっていないようなのが
大きな問題ですね。
これまでの歴史や環境などが
その変化を妨げている要因かも知れませんが
都市部も農村部も、全国民が早く幸せに安心して暮らせるように
改革を進めていってほしいものです。
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